689Cloudは、機密文書、個人情報、医療データを含む重要なファイルの漏えいを防止するセキュリティ・ソリューションを提供します。
SecureDrive
SecureDriveは、一般のファイル共有サービスと違い、IRM/DRM技術でファイルをダウンロード後も保護する唯一のクラウドプラットフォームです。バーチャルディールルームなど機密ファイルの社内外の共有に最適です。
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2024年2月26日に東京地裁はかっぱ寿司がはま寿司の営業秘密を不正に使用したとして、不正競争防止法違反(営業秘密侵害)罪でかっぱ寿司に対して有罪判決を下した。この事件は、2020年にはま寿司からかっぱ寿司に転職した田辺元社長がはま寿司の元部下から商品原価などの企業秘密データを含むファイルを入手して、かっぱ寿司の商品企画部長だった大友氏に渡し、かっぱ寿司が不当にはま寿司との競争に有利になったものである。近年増加している転職の際の企業秘密漏えい事件として注目を集め、企業としてのかっぱ寿司の運営会社、個人の田辺元社長、大友元部長に有罪判決が下っている。モラルの低下など憂慮すべき点が多い事件の中、データセキュリティの観点からも多くを考えさせられる。 まず、かっぱ寿司および大友被告は、「データは秘密として管理されてなかった」として問題の情報はそもそも営業秘密には当たらず、無罪だと主張した。しかし、判決は、データが「はま寿司の事業活動に有用な技術上または営業上の情報」であったことなどから不競法上の営業秘密に該当すると認定。カッパ社に対して「事業者間の公正な競争を阻害し、会社の規模を考えると影響は軽視できない」と批判した。しかし、データを十分セキュリティで保護しないとそれは企業秘密ではないとも解釈できるという被告側主張も無視できない。一部報道では、ファイルは田辺元社長の元部下がメールで元社長に送信し、ファイル共有サービスからUSBに落とされた上、持ち出されたと言われている。つまり、十分にセキュリティが機能していたか疑問が残る。 データセキュリティは、大きく分けて2種類ある。まず、重要なデータへのアクセスを制限する各種施策がある。これは、権限を持たない者はデータをアクセスできなくすることだ。しかし、今回の事件ではアクセス権限を有する元部下がファイルを田辺元社長に渡し、元社長はそのファイルを持ち出してかっぱ寿司の大友元部長に漏えいしている。つまり、アクセス制限だけでは、今回の事件は防げなかったことになる。 もう一つのデータセキュリティは、ファイルそのものを暗号化し、権限を持つ者しか開けないようにするものである。IRM(インフォメーション・ライツ・マネージメント)を含むこうしたセキュリティ施策は、ファイルが不正に流出しても流出先は、その内容を見れなくするものだ。今回の事件に当てはめると、ファイルを最初にアクセスした元部下はファイルを開けても、ファイルセキュリティがかけられていればその先の元社長、かっぱ寿司の元部長はそのファイルの中身を見ることはできず、不正利用は起こらなかった。そのため、はま寿司は、アクセス制限はしていてもファイルセキュリティまではかけていなかったと考えられるのである。 転職が企業の人材戦略に欠かせない現在、今後このような事件は幾度なく再発する危険性がある。こうした現実を直視し、企業はアクセス制限、ファイルセキュリティの両方を活用して自社の秘密情報を守らなければ厳しい競争下で生き残れないと言っても過言ではない。
オンラインファイル共有の新常識 テレワークや業務のデジタル化でドキュメントをメールに添付、ファイル共有サービスで送信する機会が増えています。しかし、それに伴い機密性の高い重要ファイルの漏えいリスクも増加します。本稿では、どうすれば漏えいを防止しながら安全にオンラインで情報共有をできるのかを考えていきます。 お客様に送った見積もり書、投資家に送った事業計画書、取扱店に送った新製品企画書。。。このようなドキュメントがなぜか競合先の手に。。。 このようなケースを、多くの人が一度は経験しています。そして、その起源は、メールに添付したファイルや共有サービスで送ったファイルの場合がほとんどです。 では、どうすればこのような情報漏えいを防げるのでしょうか? 上記のようなケースは、送付されたファイルは相手に見せるためで、相手方がそれを編集加工するためではありません。あるサーベイでは、オンラインで共有されるファイルの9割以上が「見せる」ための共有であることが判明しています。 それなら、相手による編集・加工の必要ない「見せる」ためのファイルは、「渡さないで見せる」ことで漏えいリスクを大幅に低減できます。見せたいファイルを閲覧専用のダウンロード不可な形で 共有すれば、相手方がファイルを第三者に再共有できません。データの無断利用も防止できます。 弊社の提供するSecureMailとSecureDriveサービスは、共有したいファイルを閲覧専用のダウンロード不可のリンクに変換する機能を備えており、簡単に「渡さないで見せる」を実現できます。また、リンクは特定の人しか見れないように多要素認証で保護され、閲覧者を特定できるウオーターマーク(透かし)を入れることもできます。 しかし、メール添付のように慣れ親しんだ業務フローは、中々変えられるものではありません。SecureMailは、そのためにMicrosoft OutlookとグーグルのGmailに組み込んで添付ファイルと同じような操作で使えるように設計されています。 また、セキュリティも重要ですがコストが高すぎては、中々手が出ません。SecureMailにはライトユーザーに最適な無料プランも用意してますのでコスト意識の高い中小企業でも容易に導入できます。 デジタル化、オンライン化で業務効率を向上させながら大事な文書を漏えいから守る「渡さないで見せる」。是非、今日から実践してください。
お客様の声
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689Cloudとは、数年来開発パートナーとしてお付き合いしています。常にタイムリーに高いクオリティのアウトプットをいただき信頼しています。
成井敦
アイドック株式会社 代表取締役
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医療データを扱うには、セキュリティが絶対条件です。当院では、SecureMailを含むソリューションでセキュアなデジタルサービスで患者さんのケアを推進しています。
佐藤巨樹
埼玉医科大学国際医療センター 情報システム課長